米国で発表された雇用統計は感染拡大を反映して大幅な減速となったが、もはや株式市場は足元の経済状態に関心はなく、ワクチン普及などにより新型コロナウイルス禍が克服された未来の世界を見据えているため、株を売る材料にはならない。また、各国中央銀行や財政当局による異常な金融・財政の緩和継続を期待できるため、むしろ好材料とも言える。米国株は史上最高値を更新した。 一方で、日本株は円高が定着しそうなこともあり、ほぼフラットで取引を終えた。1週間前まで続いていた急激な上昇が止まり、多少の調整はあるかと思われたが、大きな調整もなかった。 ●米雇用者数、11月は24.5万人増に急減速−感染拡大で回復抑制 https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-12-04/QKTHMJDWLU7E01 ●NYダウ平均株価、10日ぶりに史上最高値更新 https://news