「関東・東北豪雨」で大きな被害を受けた茨城県常総市で片づけなどをしていた男性が、傷口から菌が入る破傷風と診断されていたことが分かりました。茨城県内の豪雨の被災地で破傷風の患者が確認されたのは初めてで、県などは住民やボランティアに注意を呼びかけています。 破傷風は土の中に広く存在する菌が傷口から体の中に入る感染症で、あごや首の筋肉がこわばったり口が開きにくくなったりする症状が表れます。災害の被災地では、泥水やがれきの中に入った際に、けがをした傷口から感染するケースが多いということです。 茨城県によりますと、県内の豪雨の被災地で破傷風の患者が確認されたのは初めてで、茨城県や常総市は住民やボランティアに対し、がれきの撤去などの作業をする際には手袋や長靴を身に着けてけがをしないように気をつけることや、けがをした場合は必ず傷口を消毒し、破傷風とみられる症状が出たらすぐに医療機関を受診するよう呼びかけ