2005-09-19 派生できないクラスについては、「仮想デストラクタの是非」でも取り上げましたが、ここではもう少し詳しく見ていきたいと思います。 そもそも、派生できないクラスを使えば何が便利なのでしょうか? 派生されないことが保証されていることで、クラスの実装を簡略化できることができますし、場合によっては積極的に効率を向上することができます。 そのクラスが派生されないことが保証されていれば、仮想デストラクタを定義する必要性はなくなりますし、new/delete演算子を多重定義する場合でも、(配列用のものを除けば)固定長のメモリ割り付けで済むようになります。派生クラスで仮想関数のオーバーライドによって破綻しないように注意を払う必要もなくなるわけです。 まず、「仮想デストラクタの是非」では詳しく触れなかった仮想継承を用いて派生できないクラスを実現する方法です。以下のコードを見てください。 c
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