日本ビクターは、正12面体構造の球状スピーカー「呼吸球スピーカー」技術を開発したことを発表した。 新開発された「呼吸球式スピーカー」の試作機。直径10cm程度正12面体で、底面を除く各面すべてが独自形状の振動板 同社によると、球面の表面すべてが振動し、すべての方向に同じ音を放射するスピーカーは、そのスピーカーでコンテンツを再生しても、そこにスピーカーがあるということを感じさせない「理想音源」になるのだという。また、このようなスピーカーは表面全体が呼吸するように駆動することから「呼吸球」という技術名称で呼ばれ、呼吸球という言葉は60年代より理想的な音源の代名詞として使われてきたという。 今回、同社が発表した呼吸球スピーカーは、正12面体の構造を持つ直径約10cmのスピーカー。従来から、このような形状のスピーカーはいくつか発売されてきたが、それらは正12面体の各面がバッフル板となっており、そこ