ことしのウニとアワビ漁中止 4月14日 5時23分 東京電力の福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島県いわき市の漁業者で作る団体は、来月から解禁となるウニとアワビのことしの漁を取りやめることを決めました。 福島県いわき市の沿岸では、ウニとアワビの素潜り漁が盛んで、おととしの水揚げはウニが16.6トン、アワビが20.6トンと、いずれも県全体のおよそ90パーセントを占めています。来月からの解禁を前に、13日、いわき市内で漁業者の代表が話し合った結果、全会一致で、ことしの漁を取りやめることが決まったということです。その理由については、福島第一原発の事故に伴って、せっかく水揚げした水産物が売れるかどうか確信が持てないことや、素潜り漁を行う人たちの間に不安が広がっていることなどを挙げています。これについて、福島県鮑雲丹増殖協議会の秋山和夫会長は、「漁を全く行わないのは初めてで、残念でならない。漁の