独立行政法人 情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC)は10月2日、2008年9月および第3四半期のコンピュータウイルス、不正アクセスの届出状況をまとめ、発表した。9月に寄せられた相談や届出の中に、「登録しているオークションサイトに、身に覚えのない商品が自分のIDで出品されている」といった、アカウントを不正に利用されたという被害が複数あったという。 相談の中には、数字だけの組み合わせや簡単な英単語をパスワードに設定していたために容易に見破られ、アカウントを不正に利用されたと推測されるケースがあった。オークションサイトなどのサービスでは、アカウントを不正に利用されると金銭的な被害が発生する危険があるため、パスワードの作成や管理には十分な注意が必要としている。 オークションなどのサービスを提供するウェブサイトでは、パスワードを作成する際に「英字、数字、記号をランダムに組み合わせ