<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2007年07月19日 (木)視点・論点 「世間から空気へ 作家 藤原 智美 “KY”という言葉があります。 Kですね、Kは空気、で、Yというのは、読めない。空気が読めない。 これを略して“KY”と言います。 若い人は盛んに使ってるんですが、KYと言われると、やはりちょっとだめな人間、 そういうニュアンスもあるようです。 空気が読めない、読める、そういったことをしばしば耳にします。 で、その、空気が読める人というのは、 有能な人、そういうイメージがありますね。 どこに行っても空気、空気と言われて、空気一辺倒の社会。 それが、まあ、今まさに社会の空気になっているわけですね。 で、これが果たして良いのかどうかということを ちょっと考えて見たいと思います。 山本七平が30年ぐらい前に、『空気の研究』という本を出しました。