マンスリー・レポート Vol.124 今月のコラムは ~ 変化する学習指導 ~ です。 8月末にまとまった次期学習指導要領の基本方針では、小学校英語の教科化や高校の科目見直し、さらにはアクティブ・ラーニング(AL)の導入などが注目されています。しかし最も大きなポイントは、過去の記事でもたびたび紹介してきたように、教科の枠を超えた「資質・能力」(コンピテンシー)の育成を打ち出したことだといっても過言ではありません。それが今後の21世紀を生きる子どもたちに不可欠であるということはもとより、大学入学者選抜でも具体的に問われるようになる……となれば、保護者や学校にとっても今から注目せざるを得ないでしょう。 中央教育審議会の教育課程企画特別部会がまとめた「論点整理」では、「社会に開かれた教育課程」を目指し、各教科はもとより「総合的な学習の時間」や特別活動、道徳教育で育成すべき資質・能力を、学校教育法