東京モーターショーで鮮烈なデビューを果たした「NISSAN GT-R」。このスーパーカーの誕生は、チームマネジメントの成功が導いたと言えよう。「GT-R開発プロジェクト」の車両開発主管、水野和敏氏と、開発担当役員である大伴彰裕執行役員へのインタビューをもとに、前回に続いて、「世界にない絶対的な価値の作り方」をテーマにお届けする。 日本の貿易収支において、自動車は主要商品輸出総額のうち約20%を占めていて最も多い。まさに自動車産業は日本の輸出産業の主力である。この自動車産業の国際競争力を支えているのは、技術力にほかならない。 トヨタ自動車の強さは、製販統合やカンバン方式、カイゼン運動などの生産マネジメントによるものと思われがちだが、それ以上に、創業者の豊田喜一郎さん以来の、技術と技術者を尊重して生かす理念が、トヨタ経営の根幹にあることが大きい。 ホンダの場合はもっと明快である。本田宗一郎さん
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