スウェーデンの首都ストックホルム郊外で19日夜から、若者ら数百人による放火や破壊行為などの暴動が3夜連続で起き、21日夜に8人が警察に拘束された。ロイター通信などが伝えた。 移民が多く住む地域で13日、刃物を持った男性(69)が警官に射殺されたことに対する抗議がきっかけ。スウェーデンは手厚い福祉や移民に寛容な政策で知られ、こうした暴動は珍しい。 警官が襲われてけがをしたほか、21日夜には学校や商店が破壊され、文化施設や車約30台が放火された。 スウェーデンでも近年は格差拡大や反移民感情の高まりが指摘されており、若者や低所得者らの不満が背景にあるとみられる。(共同)