香川大学は10日、意欲のある1、2年生を対象に最先端の研究に触れられる「アドバンスト・クラス」(仮称)の創設や大型研究プロジェクトを推進する「研究戦略室」の新設などを盛り込んだ大学改革プランを発表した。 改革プランは、教育、研究、社会貢献、大学経営の4分野について基本方針を定めている。 教育分野では、「アドバンスト・クラス」を2013年度に新設することなどを決めた。同クラスは、時間割外の6、7時間目や土日曜に開講し、学部や専攻に関係なく受講できる。 研究分野では、研究戦略室を13年度に創設し、今後どのような研究を進めていくべきかを検討したり、専門分野を超えた大型研究プロジェクトの推進を支援したりする。 このほか、社会貢献として「瀬戸内国際芸術祭2013」へ積極的に関わるとしている。 長尾省吾学長は「今回のプランは改革の手始め。今後もスピード感を持って改革を進めていきたい」と話した。