私と親しくしてくれている女は狛江の出身だ。このことがなければ、私は一生「狛江」を知らなかったかもしれない。「都下」という言葉を知ったのも、最近のことだ。 先日、狛江の話になった。どんな流れだったか忘れてしまったが近隣の市区町村などの話になった。 「調布市と狛江市じゃずいぶん感じが違うんじゃないですか?」と私。 「え、なんで?」と女。 「ほら、調布って、金持ちが住んでて高級なんじゃないですか?」 「え、調布って、飛田給、田舎パルコだよ」 「え? 星セント・ルイスだって言ってるじゃないですか、田園調布に家が建つ、と」 「……正気?」 ……面白くもなんともない話だ。いっそのことネタであってほしい。いや、ネタなのである。ネタに違いないと思う。 ただ、このときも。 たとえば、「田園調布に家が建つ」という漫才師のネタが、一つのキーワードとして何度も出てくる。俺はその漫才師が誰なのか知らなかった(星セン
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