10日に発表されたノーベル文学賞で、産経新聞が電子版の号外で作家の村上春樹氏が受賞したとの誤報を流した。実際の受賞者は、カナダの作家、アリス・マンローさんだった。産経新聞は送信後に誤りに気づいて号外紙面を削除、おわびを出した。 特集:ノーベル賞 産経新聞電子版の号外は「村上春樹氏 ノーベル賞」の見出しで、川端康成氏、大江健三郎氏に次いで、3人目となる日本人受賞者と伝え、午後7時55分から約7分間、掲載された。産経新聞社広報部によると、産経デジタル社の担当者が受賞者の発表直前に、誤って予定稿を配信したためという。 産経新聞社によると、電子版のアプリは7月末時点で、iPhone版、Android版が計608万回ダウンロードされている。ほかにiPad版もあるが、ユーザー数は非公表という。 産経新聞は同日午後9時過ぎ、電子版に「村上春樹さんならびに関係者、読者のみなさまには大変なご迷惑をおか