講談社から3月9日に発売予定だった幾夜大黒堂(いくや・だいこくどう)さんの漫画「境界のないセカイ」の単行本が発売中止となり、ウェブ上での連載も打ち切られることになった。幾夜さんのブログによると、性的少数者(LGBT)からのクレームを恐れた講談社側の意向で発売中止になったという。これを受けて、DeNAが配信する「マンガボックス」での連載も15日公開の第15話で打ち切られることになった。 この漫画は医療技術が進んだ未来社会を描いたラブコメディ。「性選択制度」で、18歳以上の国民が男女の性別を自由に選択できるようになっているという設定だ。高校3年生の勇次が、女性に性別変更した従兄弟の「啓ちゃん」への思いを募らせていく様子を描いている。