犯行グループに電話かけ続け「回線封じ」 兵庫県警の新作戦、特殊詐欺阻止に効果、3月以降「被害ゼロ」に(1/2ページ) - MSN産経west 兵庫県内での昨年の特殊詐欺被害額は、過去最悪の約20億1千万円。都道府県別被害額で全国ワースト6位だった。そこで県警は、2月17日から、集中架電作戦を開始。犯行グループが使う携帯電話を無力化させる取り組みで、他府県警でも導入されている。 還付金詐欺では多くの場合、犯行グループが被害者に電話番号を伝え、かけるように指示する。それを逆手に取り、県警に被害相談が寄せられると、捜査員がその番号に電話をかける。 「還付金はどこで受け取るの?」 「ATM(現金自動預払機)へ行ってください」 被害者を装った捜査員は犯行グループとやり取りを続け、警察と分かられた時点で「詐欺をやめろ」と一喝する。電話は一方的に切られるが、ここからが本当の作戦の始まりだ。 捜査員は電話