女子大生で夜のオネエサンに 就職後は昼のオネエサンに 夜と昼を行ったり来たりしたけど… 女子高生というブランドを失ったら、私には何が残るのか――。 高校時代、渋谷でパラパラに興じるギャルだった文筆家の鈴木涼美さん(元日経新聞記者・元AV女優)は、高校3年生になり、仲間には「鈴木は死んだ。3月に生き返るらしい」ことにして受験勉強を始めます。「したたかに、卒業後も勝っていたかったから」。昼と夜の顔を持つオネエサンが、「女子高校生」というブランドを失うまでと、失った後について語りました。 「女子高生」という万能感 受験生のみなさん、センター試験お疲れ様でした。今夜は私の高校時代と受験勉強のお話しをします。 もう10年以上も前ですが、私もセンター試験を受験しました。試験の朝、久しぶりに会った高校の親友マドカ(仮名)に「その服、ださっ」と言われたこと覚えています。半年間、なりふり構わず勉強していたか