ある国や民族についての迷信は、世界中のどこの国でもさまざまに流布されている。日本のステレオタイプについても然りだ。しかし、中には「それは実情とかなり違うのでは……?」と思わされるのも少なくない。権威あるメディアでもそれが見受けられることがある。その1つが、先日にBBCのサイトに掲載された「西洋人による日本にまつわる3つの迷信」だろう。記事では、西洋ではいまだに払拭されていないもの、として紹介されているが、はたしてそうなのだろうか。 記事を書いたクリス・ハーディング氏は、エディンバラ大学でインド史と日本史を教えている。ハーディング氏は記事で、西洋人の間で長年にわたって作り上げられ払拭されることのない「日本の迷信」を3つ挙げている。以下がその3つ。 1.日本は本質的にヘン 2.日本人は危ない 3.日本の女性は従順 この3つの説明として挙げられる例が非常に古い。いまだに欧米で払拭されていないのか