米国ラショナルソフトウェア社(現在はIBMの1部門)が、初期のオブジェクト指向(注1)をベースとしたソフトウェア開発に携ってきた企業・人々のさまざまな経験、専門知識、プラクティスを取り入れて、包括的な体系としてまとめたソフトウェア開発プロセス・フレームワーク、またはそれをサポートするプロセス製品。 RUPの特徴はユースケース(注2)を開発の基点とし(ユースケース駆動)、開発するソフトウェアの基本構造を早期に設定する(アーキテクチャ中心)が、ウォーターフォール(注3)のように始めから完全な形の完成品を想定するのではなく、重要な機能やリスクの大きな機能をユースケース単位にイテレーションを繰り返しながら構築する(反復型開発)ことなどである。また、RUPのプロセスは組織やプロジェクトごとにカスタマイズして利用する(カスタマイズ可能)ものとして構成されており、1つのプロセスではないので「プロセス・フ
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