【ウルムチ(中国新疆(しんきょう)ウイグル自治区)=牧野田亨、北京=関泰晴】新華社電によると、中国新疆ウイグル自治区当局者は7日、区都ウルムチで5日発生した暴動で、死者がさらに増え、156人に達したと伝えた。負傷者も1080人にのぼった。 中国当局は、ウルムチでの暴動に呼応し、カシュガルやイリ、アクスでも暴動を組織しようとする動きを掌握したとしており、インターネット規制を強化、自治区内の各地で厳戒態勢を強めている。 ウルムチ市内では7日早朝、警察官多数が、暴動現場となった人民広場など各所でものものしい警戒に当たっている。パトカーや装甲車によるパトロールも続いている。市外に通じる幹線道路には、暴動を主導した容疑者の逃亡を防ぐため、検問所も設けられている。 数千人が加わったとされる暴動では、これまでに1434人が身柄を拘束された。暴動を主導したとみられる複数の組織に対する捜査も進められ、すでに