「えん罪事件は、私の人生を完全に変えました」 こう訴えるのは “イギリス史上最大のえん罪の1つ” とされる、郵便局を舞台にした事件の被害者です。 イギリスの郵便局長ら900人以上が横領などの罪で訴追され、日本企業の会計システムの欠陥がえん罪につながったと指摘されています。 無実の罪を着せられた元郵便局長が経験した過酷な人生とは?そして、名誉回復や補償は今後どうなるのか? 現地で今も波紋を広げている事件の内実を追いました。 (ロンドン支局記者 松崎浩子) “半年で不足額が1000万円に” イギリスの郵便局で、会計システムの欠陥が、どのようなえん罪を生んだのか。 事件の被害者で元郵便局長の1人、イングランド北東部のジャネット・スキナーさん(53歳)に話を聞くことができました。 ジャネット・スキナーさん スキナーさんは23歳の時、郵便局にアルバイトとして採用されました。2人の幼い子どもを育てなが
![イギリス史上最大のえん罪 無実の郵便局長がなぜ“犯人”に? | NHK](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/83f5ab860ad11a2be8a001a81dc66c2c4deb4cd3/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fspecial%2Finternational_news_navi%2Fwp-content%2Fuploads%2F2024%2F03%2F03_06_ogp.jpg)