厚生労働省15日、医道審議会の「薬剤師分科会薬剤師国家試験制度改善検討部会」で、薬剤師の国家試験(国試)で倫理観のない選択肢を選んだ受験者を不合格にすることなどを盛り込んだ基本方針案を提示し、おおむね了承された。厚労省は月内の取りまとめを目指す。【松村秀士】 医師の国試には、倫理的に誤った回答などをする受験者の合格を避ける目的で、一定数を選択すると不合格となる「禁忌肢」の問題が設けられている。一方、現行の薬剤師の国試には禁忌肢の問題は設定されていない。 この日の部会で示された基本方針案では、薬剤師には高い倫理観や使命感が求められるとし、選択すると不合格になる禁忌肢を含む問題の導入が提案された。禁忌肢の内容としては、▽倫理的に誤っている▽公衆衛生に甚大な被害を及ぼす▽患者に重大な障害を与える危険性がある▽法律に抵触する-ことなどを想定している。 ただし、受験者が誤って禁忌肢を選ぶケース
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