「大きなスケールでモノを考える」ー。シンギュラリティ大学創業者ピーター・ディアマンディスがあげる社会を変える優れた起業家に必要不可欠な能力。東南アジアでそれを地で行く日本人起業家がいる。エス・エム・エス創業者・諸藤周平だ。 「『新しい産業をつくる』という壮大なミッションのもと、東南アジアという広い地域でCFO(最高財務責任者)をやることはチャレンジだし、今後数年間かけてやってもいいワクワクすることだ」 海外ブランド品などの販売サイトを運営するエニグモ、クーポン共同購入サイトを運営するグルーポン・ジャパンのCFOとしてIPO(新規株式公開)、M&A(合併・買収)と2社ともに“出口”を経験してきた松田竹生(43)。その集大成として次に選んだのがRe.A.Pra(リープラ)のCFOだ。2015年1月に就任する契機となったのが、リープラCEO諸藤周平(38)の描く東南アジアを舞台にした大構想だった