米Symantecは12月13日、ジャストシステムの一太郎の未パッチの脆弱性を悪用したトロイの木馬が見つかったと報告した。 Symantecがサンプルを入手した問題の一太郎文書は、感染したシステムにバックドアを開くトロイの木馬(同社は「Tarodrop.F」と命名)になっており、電子メールの添付ファイルとして届くという。 影響を受けるのは一太郎2005、2006、2007。12月13日時点でジャストシステムのパッチは公開されておらず、不審な「.jtd」ファイルの扱いには慎重を期すよう呼びかけている。 一太郎シリーズを狙ったゼロデイ攻撃が相次いで発生していることについてSymantecは、ソフトウェアにバグやセキュリティホールは付きものだが、マルウェア作者は一部の不運なベンダーやソフトにいったん目を留めると、傷ついた獲物に群がるハゲワシのように、そのソフトをあらゆる方面から攻撃するようになる
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