相変わらず売れ行きが好調で、携帯音楽プレイヤーの代名詞となったApple ComputerのiPodだが、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の医学部では、放射線科医らが商売道具としてiPodを利用している。 彼らはiPodとあるオープンソースのプラットフォームを組み合わせ、医療分野のコスト削減を目指している。 メディカルイメージング分野を専門とするUCLAのOsman Ratib博士は、3Dレンダリング技術を必要とする高解像度画像を見るために、10万ドルもするワークステーションを買わずに済ます方法がないかと思案していた。そんな同氏が今回、同僚の放射線科医でプログラマでもあるAntoine Rosset博士の助けを借りて、オープンソースのアプリケーション「OsiriX」を開発し、Macのデスクトップシステム上で画像を見ながら電話会議ができるようにした。 「このプラットフォームは(