「“大切な人”とつながるグループコミュニケーションサービス『LINE』登場」 そんな謳い文句でLINEがサービスリリースを正式発表したのは2011年6月23日。当時は、チャットという基本中の基本である機能のみで、通話機能やスタンプさえも実装されていなかった。とにかく、キャリアを超えて「つながる」ことが『LINE』の売りだったといえる。 その後、スマホ普及の加速を背景に、『LINE』はあっという間に爆発的な支持を得る。2017年7月に総務省より発表された、日本における代表的SNSの利用率に関する調査データ(出典:情報通信白書)によると、『Facebook』32.3%、『Twitter』27.5%と並ぶ中、67.0%という圧倒的な利用率を示したのが『LINE』だ(※いずれも2016年現在の数値)。 『LINE』の2017年末時点のMAU(マンスリー・アクティブ・ユーザー数)は、日本国内で730