前提を疑え。 よく言われていることですけど、なかなかできることではないですね。 今おそらく日本でもっともエッジな法哲学者小林和之による 「未来は値するか--滅亡へのストラテジー」 東京大学出版会から出されている「法の臨界点」という論文集の 第三巻に収録されているほか、著者のHP↓ http://thinker.jp/tls/index.htm からも入手可能とのこと。 この論文で小林は、 これまでの地球環境問題は「人類」の存続を暗黙の前提としており (あるいはそこに価値があるということを前提としており) その結果「無計画に環境を破壊して滅亡を迎える」か 「計画的に環境と共生して人類は存続するか」という 二者択一に直面せざるを得なかった。 しかし、普通の人間は求道者でもないし意思は弱く、 ストイックな生活を送れと みんなに強要することは不可能である。 とするならば、われわれには 「計画的に人