2020年アメリカ大統領選挙で民主党候補に内定しているジョー・バイデン氏が8月11日、副大統領候補としてカマラ・ハリス上院議員(カリフォルニア州選出)を発表。翌12日、2人はそろって公の場で初となる演説を行った。 バイデン氏に紹介されたハリス氏は極上の笑顔で壇上に上がり、政権奪還に向け決意を表明し打倒トランプを誓った。何度もバイデン氏の方に温かな視線を送りながら、カリフォルニア州地方長官時代にデラウェア州で同じ役職だったバイデン氏の子息、故ボー・バイデン氏(2015年がんで死去)と旧知の仲で、「父親譲り」の素晴らしい人柄だったとする生前のエピソードなども交え、自信に満ちた落ち着いた姿勢での話し振りが印象的だった。 12日のニューヨークタイムズ紙は、「候補者討論会で対立したかつてのライバル同士が力を合わせた」と伝えた。ハリス氏はこれまで、民主党の大統領候補指名争いに名乗りを上げていた人物だ。