写真=ワリード・ベシュティの作品。ガラス箱は段ボールにぴったりと収納し、空輸された。ひびは運送時の衝撃を可視化する。一箱は完全に割れて展示されなかった。奥に並ぶ写真も空輸され、荷物検査のX線を感光している 写真=村山悟郎の作品。情報技術の歩行者認識(歩行者を特定する)に抗い、認識されない動きを模索する。その行為がダンスパフォーマンスに見える。ほかに顔認証にかかわる作品もあった 近年、日本各地で開催されている「地域アート」(国際芸術祭やトリエンナーレなど)は、美術館の枠を超えて、地域に密着した様々なプロジェクトを実施し、展示される最前線のアートが現代世界を映す鏡になっている。現在愛知県で開催されている日本最大規模の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」(10月14日まで。会場は愛知芸術文化センター、名古屋市美術館、名古屋市内まちなか、豊田市美術館、豊田市駅周辺)は、「情の時代」をテーマに