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文学と映画に関するyanozのブックマーク (2)

  • 第47回すばる文学賞・受賞者インタビュー 大田ステファニー歓人 | 集英社の月刊文芸誌「すばる」

    あまりにも独特な文章で、最初は少し入りにくいかもしれない。しかしチューニングが合って波に乗れると、たちまち惹き込まれる。この文体に驚かない選考委員はいなかった。言語の地平を切り拓くとも評された。主人公は不登校になりかけの高校二年生の翠。桜の舞う日、小学校時代にバッテリーを組んでいたピッチャーの春と再会し、ある怪しいビジネスに加担することに……。描かれているのは死と青春の文学だ。 作者は一九九五年生まれ。この物語はどんなふうに生まれたのだろう。 「実はこれは続編なんです。一作目は高校生の静が主人公で、学校のシステムになじめない静と彼を気にかけるやんちゃなまどかとの友情の始まりも描きました。きょうだいの春はまだ小さくて暴れまわっているだけ。この続きが書きたくなって」 どんな子どもだった? は好きでしたか? 「落ち着きがなくて、春みたいなところもあったかも。家には難しいドストエフスキーの全集み

    第47回すばる文学賞・受賞者インタビュー 大田ステファニー歓人 | 集英社の月刊文芸誌「すばる」
    yanoz
    yanoz 2024/05/24
    “第47回すばる文学賞・受賞者インタビュー 大田ステファニー歓人”
  • 伊集院光と大江健三郎 その2

    大江健三郎は、伊丹氏の映画をわざわざ見たりはしない。だが、ある時、伊丹氏の妹でもあるが、試写会に行った。そして、それはテロに関する映画だった、と話してくれた。伊 丹氏がテロについてどんなふうに表現したのか。それは重要であると判断した大江氏は、映画館まで見に行った。そして、鑑賞後、伊丹氏に電話したのだ。 伊丹氏は、抽象的な感想は嫌う。あれはポストモダンだったね、みたいな言い方ではダメだ。具体的に、何がどうだったのかを話す必要がある。そこで、大江氏は、映画の中の、とあるエピソードについて話をした。 小太りな警察官がいる。出前の昼について文句を言ったりしてちょっと意地悪な側面がある。サリンジャーなんかを読んでいるのを上司に見られ、そんなもんを読んでばかりいるより、カラオケスナックにでも行ったりすることも仕事の一部である、などと怒られる。 カラオケスナックに行ったその警察官は、歌っている青年が

    伊集院光と大江健三郎 その2
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