公取委がバファリンに排除命令─「やさしさ半分」の表示はウソ - bogusnews
公正取引委員会は25日、鎮痛剤「バファリン」について 「消費者に著しい誤解をまねく表示をおこなった」 として、景品表示法の優良誤認表示禁止違反により販売元のライオン株式会社（本社：東京都）に排除措置命令を出した。バファリンは「バファリンの半分はやさしさでできています」のキャッチフレーズで知られ長く親しまれてきただけに、今回の摘発は多方面に衝撃を与えそうだ。 同委員会が独自に調査したところによれば、一般にバファリンとして販売されている「バファリンA」の成分は 痛みを取るが胃にやさしくない「アセチルサリチル酸」が330ミリグラム 胃にやさしい「合成ヒドロタルサイト」が100ミリグラム であった。これをもとに計算すると「やさしさ」成分のヒドロタルサイトはわずか23パーセントしか含まれておらず、半分どころか4分の1にも満たないことが判明。悪質な偽装表示であるとして今回の排除措置に踏み切ったという。
・x・ | 【偽装問題】バファリン、「優しさ」偽装
バファリン、実際は「優しさ」２割 厚生労働省指導 厚生労働省は24日、「鬱陶しさ」などを「優しさ」と虚偽表示して「バファリンの半分は優しさで出来ています」などと宣伝、同製品を販売するなどしていたとして、株式会社ライオン（本社：東京都江戸川区）に薬事法に基づき改善指示の行政指導を行った。 同社は長年TVCMなどで、「バファリンの半分は優しさで出来ています」とPRしていたが、実際に「優しさ」が使用されたのは全体の１割〜２割、日によっては全く使用されない場合もあり、通常「鬱陶しさ」や「厳しさ」、ときには「遊ぶ金ほしさ」なども混入させていたことが分かった。 これに対し同社品質保証責任者は「国内で優しさが調達し辛くなっていた。」と釈明しているという。 厚生労働省によると、同社は平成１２年ごろから昨年７月中旬まで、「優しさ」と虚偽の報告で届け出ていた「鬱陶しさ」などを正式な表示をせずに使用。
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