作詞家「売野雅勇」のに関する本。1984年に出版。旺文社。著者は田中良明。この人は、当時のワーナー・パイオニアの明菜担当の宣伝部員であり売野雅勇と個人的にお友達でありって人ね、ってわけで、結構明菜関連の話がちらほら出ている。 この本、タイトルからわかるように、わたせせいぞうハートカクテル的というか、カフェーバーでクリスタル的というか、当時は最先端を気取ったのだろうが、今となっては嵐山光三郎クラスのハズカシ文体がもう満載でさ、読みながら思わず本放り投げたくなる瞬間が多々あるわけだとけれども「言葉がサウンドし始めた。原稿用紙の上で文字がディスコティークし始める」とかさ、ホント悶絶、読みながらこれちょっとした罰ゲームよ、っていうそれはそれとして。 結構売野雅勇からみた「中森明菜」像が、へー、これ、なかなか、正鵠を射ているな、と。84年段階であれども、こも十分中森明菜をど真ん中で射抜いている。以下