本屋にしかできない、売れる本を作る。京都の名物書店・ホホホ座が挑む「本が売れない時代」へのアンチテーゼ 全国的に“街の本屋の危機”が叫ばれる反面、京都では本屋の未来を感じさせるニュースが続く。なかでも京都の名物書店「ガケ書房」が2015年4月に「ホホホ座」として再スタートを切ったことは、本好きたちの注目の的となった。 「ホホホ座」は、「ガケ書房」店主・山下賢二さん、古本・雑貨を扱う「コトバヨネット」店主・松本伸哉さんが中心となった書店であり、編集企画グループでもある。1階は新刊書、2階は古書や作家ものの雑貨を中心に、陶器などの生活雑貨、文房具、衣類といったものが、二人の個性として所狭しと並んでいる。 2016年4月1日で、オープンから1周年を迎える。「ホホホ座」の原点と、この1年、そしてこれからとは。山下さんと松本さんに話を聞いた。