今日では、全国各地に漫画文化や出身漫画家を記念した博物館が存在しますが、 実は、それを初めて実現したのは私の故郷である秋田県だったりします。 その名も「増田まんが美術館」。 1995年、『釣りキチ三平』の作者として知られる 矢口高雄先生の故郷である増田町にてオープンしました。 オープン当時、5歳だった僕ですが、 父に連れられ、記念イベントの 「矢口高雄・手塚治虫二人展」を見に行ったことを憶えています。 しかし、この「増田まんが美術館」の全国的な知名度は、 正直、他に劣ると言わざるを得ない現状があります・・・ 「増田」という町がマイナーということに加え、 現在は合併して「横手市」の一部となったものの、 市が推したいのは伝統行事の「かまくら」や、 B1グランプリで注目を集めた「横手焼きそば」だったりします。 おまけに、増田の他にも合併した市町村が多数あり、 観光の軸が横手市内で乱立してしまって