イオングループでペット専門店を展開するペットシティは2月21日、ペット業界大手のAHBインターナショナルと合併した。 新会社名はイオンペットで、売上高は約250億円。ペットショップ164店舗、トリミング・ホテル148店舗、動物病院52ヵ所を抱え、業界大手であるコジマ(売上高134億円。11年3月期)を規模で大幅に上回ることになる。 物販に強いペットシティと、トリミングや病院などに強いAHBの両社の強みを活かし、ペットに関するワンストップサービスを強化する構えだ。 ただし、ペット自体の販売は「いまだにブラックボックスがある業界」(豆鞘亮二・イオンペット副社長)との理由から手掛けず、あくまでペット関連商品やサービスの販売に徹する。 イオンがペット事業を強化する理由は大きく二つある。 一つはペット関連市場の今後の成長性だ。 ペットフード協会によれば、11年の全国における犬・猫の飼育数