さいたま市大宮盆栽美術館 学芸員 田口文哉 2020年に開催される東京オリンピックは、いま多くの注目を集めています。ところで、同じように4年に一度開催される世界規模の祭典が、埼玉県さいたま市を会場として開かれることをご存知でしょうか。その祭典とは、今回で8回目を迎える「世界盆栽大会」――世界中の盆栽愛好家が集う、盆栽の祭典です。再来年の2017年4月、さいたま市で開催されます。 いまや盆栽は、世界規模の大会が開かれるほど、世界中で愛好者層を広げ、日本の伝統文化として認知されるにいたりました。それは、盆栽という呼び名が、「スシ」や「ジュードー」などと同様に、世界共通語として使われることが証明しています。 さて、世界盆栽大会の会場に、なぜさいたま市は選ばれたのでしょうか。それは、さいたま市には「大宮盆栽村」と呼ばれる、世界中の盆栽愛好家にとっての、いわば「聖地」が存在するからです。世界の盆栽
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