通信販売大手のジャパネットたかた(長崎県佐世保市)が2005年12月〜09年2月に販売したテレビ台の天板や棚板の強化ガラスが突然割れる事故が、全国で66件起きていることがわかった。この期間に販売されたテレビ台は約47万台という。経済産業省は15日、同社の高田明社長から事情を聴くなど調査を始めた。 同社と大阪市内の輸入業者は先月、66件の事故について経産省所管の独立行政法人・製品評価技術基盤機構(NITE〈ナイト〉)にまとめて報告した。報告などによると、事故は発売2カ月後の06年2月から起こり、09年に急増して計40件に。同年2月に販売を終えてからも続き、10年には26件発生した。その一方で、同社は事故の発生をテレビ台の購入者に伝えていなかったという。 同社によると、問題のテレビ台は台湾製と中国製の2種類で、テレビとセットで販売された。割れた強化ガラスは一般的なガラスの数倍の強度があると