アラフォーの独身男。 様々なことが重なりにっちもさっちも行かなくなり生活保護の申請をしてきた。 よくわからず市役所に電話して申請の意思を伝えた。 おばさんは淡々と「お住まいの区の区役所に繋ぎますね」と保留になった。 「そうか。市役所ではなく区役所なのか。そんなことも俺は知らないのか」と嫌になる。 区役所に繋がると相手は若い女性だった。 「窓口に来てくれ」という内容だった。 区役所に向かい、入り口で10分くらい逡巡して窓口に向かう。 窓口にやってきたのは自分よりも10歳以上若いであろう爽やかな男性職員だった。ちょっと鬱になる。 将来的には働けるがとにかく貯金も直近の生活費もないこと、失業手当がもらえないこと、車を所有していること、近くに両親は健在だが絶縁状態にあることなどを伝えた。 職員は想像やウシジマくんなどの漫画よりはるかに優しかった。 資力や状況の調査は事後の話であり申請は必ず受理され