GitHubが2018年10月中旬に「GitHub Universe」で発表したGitHub Actionsは、瓶に入れる砂のようなものだと、同社のエコシステムエンジニアリング担当ディレクター、カイル・ダイグル氏は表現する。 「瓶の中には、幾つかの大きな石が入っている。石の一つ一つは開発者ツール、CIツール、クラウドなどだ。このビンに入れる砂の役割をするのがGitHub Actionsだ。さまざまなツール間の隙間を埋め、ビンを完全に満たすことができる」(ダイグル氏) GitHub Actionsは、一言でいえば「開発者のワークフローを自動化するサービス」。だが、既存の各種自動化ツールを置き換えることを目指しているものではない。むしろ、開発者や開発チームのワークフロー全体を自動化する観点から、単一のツールでは足りない部分を補ったり、複数のツール間をつないだりすることで、日常生じている一手間、