Webアプリケーションをローカル環境で開発している場合に、Selenium と OWASP ZAP を使って自動的に脆弱性検査を実行するための設定・実行手順について説明します。使用するプログラミング言語には依存しない範囲で書くので、具体的な記述方法までは踏み込みません。 前置き大まかに言うと、開発中のWebアプリケーションに対してまず Selenium を使ったテストを実行し(この時、ブラウザのプロキシ設定をZAPにしておきます)、その後で OWASP ZAP による脆弱性検査を行います。自動といっても、今回はローカルのPC上でブラウザやZAPがGUI起動することを前提としています。GUIのない環境でブラウザを実行できるツールもありますし(XVFB, PhantomJS, etc.)、ZAPもデーモンモードで起動できますので、CUI環境(サーバ上等)でも今回のテストは可能なはずです。しかし
![Selenium と OWASP ZAP を使った自動脆弱性検査への道標](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/6831f76534f16cbc923f092e434c5da97e338ebc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.pupha.net%2Fwp-content%2Fuploads%2F2014%2F02%2FOWASP_ZAP_Logo.jpg)