最後に紹介するのは、取り扱いは地味だが、Macの見た目を劇的に変える可能性を持つものだ。Leopardでいよいよ本格的に導入される、解像度非依存ユーザインタフェースだ。 Macは登場当初、画面表示と印刷結果を同一サイズにするため(WYSIWYGと呼ばれていた)、画面のピクセルサイズを72dpi(dot per inch)に設定していた。その後、液晶モニタが登場し、画面の解像度が高くなるにつれて、実際のピクセルサイズは小さくなりつつある。たとえば、現行の30インチシネマディスプレイの場合、ピクセルサイズは0.250mm(= 0.00984 inch)、つまり100dpiとなっている。ディスプレイの技術の発展により、実際にはさらに細かいピクセルサイズも可能だろう。しかし、高すぎる解像度は、ユーザインタフェースの表示を小さくしてしまい、操作が困難になる。 そこで求められるのが、解像度非依存ユーザ