512バイトの制限を超えてカーネルの読み込みができるところまでをやった。これからソースファイルがどんどん増えていくと、ビルドがかなりめんどくさくなる。そこで今回は、makeを使った一括ビルドの方法を解説しようと思う。 makeについて makeとは、UNIX系OSのプログラミング環境で使われる一括ビルドのためのツールだ。一般にMakefileと呼ばれる設定ファイルにビルド方法を書いておくと、後はそのMakefileがあるディレクトリでmakeを実行するだけで自動的にビルドが行われる。あるソースコードが変更された場合、そのソースだけがコンパイルされ直して後は再リンクされるだけ、といったスマートなこともやってくれたりする。 makeは、うまく使うとプログラムのビルド以外にもWebの更新や日常のバックアップやファイアーウォールのルール変更やその他色々なことに活用できる。IDE全盛の昨今ではいささ