NECが、 既存規格と同等の圧縮率で数十倍の速度を実現するロスレス画像圧縮技術を開発したというリリースを出している。 JPEG-LSやJPEG2000の可逆モードと同等の圧縮率を備えつつ、JPEG-LSの10倍以上、JPEG2000可逆モードの30倍以上の速度を達成したもの。 また自然画像のロスレス画像圧縮に特化した新アルゴリズムということで、圧縮処理に必要な回路規模を小型化できている。 ハードウェア回路への実装試験ではJPEG-LSより約20%小さく、可逆モード対応JPEG2000の1/10の回路規模となるらしい。 この技術は、JAXAの金星探査計画において採用される予定とのことだが、かなりの応用ができそうだ。