あらすじ 15歳の紀子の家は山深い一軒家に引っ越してきた。 最初からその家に良くないものを感じていた紀子は、やがて家の中に「鬼」が見えるようになり、「鬼」に狙われるようになる。 病気の母や幼い弟妹や祖母の世話をしながら鬼と戦う紀子だったが、その鬼の正体は…。 ご家庭の歪みが長女に全集中。 この短編は「引っ越し先の家に鬼が出る」というホラーですが、妖怪とか心霊系のホラーではないです。 もうさ、「夜に黒いものが覆い被さってくる」の時点で我々山岸ファンは「あっ…」って思ったよね。 あれは鬼の顔です。 幸いほかの人はまだだれも気づいていません。 われわれ家族のほかに あの鬼の顔をした女の人が住んでいることを……。 家族の他に、ね。 鬼にターゲットにされてからというもの、紀子は吐いたり押し入れの中の鬼に睨まれたりと恐ろしい毎日。 ここで紀子ちゃんが謎の負けん気を発揮して「鬼なんかに負けない!」「今回
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