高齢化が進み、今後医療費だけで国の税収を超えるのは時間の問題。このままでは国民皆保険の制度が維持できなくなる。集団的自衛権もいいのだが、今から真剣に取り組まなければ、最低限の医療しか受けられなくなる可能性もないわけではない。真剣に考えてほしい。 増加の一途をたどる医療費が足りない!厚生労働省の発表によると、2011年度に全国の医療機関に支払われた医療費の総額は、前年度比1兆1648億円増の38兆5850億円で、過去最高を更新した。高齢化の進行に加え、医療技術の進歩により治療費が膨らんだのが主な原因と考えられる。 年齢別では、65歳以上が21兆4497億円で全体の55.6%となっており、今後も高齢化がさらに進む中で医療費に歯止めがかからない形だ。厚生労働省の試算によると、2025年には医療費総額は60兆円を超える規模となる見通し。 そのようななか、公的医療保険財政が逼迫(ひっぱく)している。