社会学に関するynacのブックマーク (2)

  • 吉川徹『学歴分断社会』 - 橋本健二の読書&音盤日記

    出版間もなく著者から送ってもらっていたのだが、ようやく読了。著者の主張は、ある意味では単純明快で、「格差社会の"主成分"は学歴だ」というもの。つまり、日では職業に関連して定義される階級・階層よりも、大卒と高卒に二分された学歴の方が重要で、これが格差の基盤になっているというのである。 理解できなくはない。とくに最近は、自営業の比重が減少したこと、零細企業の起業が難しくなっていること、高卒の正規雇用が縮小したことなどから、学歴差は大きくなりつつある。日の社会が大卒者と高卒者という二つに大きく分断されているというのは、ひとつの見方としては正しい。 しかし問題は、学歴そのものが経済的な格差を生み出しているのではないということである。大卒だというただそれだけで、お金をくれる企業はない。大卒であることが何かの職業や地位に就くことを可能にして、ここから高卒との格差が生まれるのだから、重要なのは学歴

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  • 『ストリート・コーナー・ソサエティ』を読む | Theoretical Sociology

    ストリート・コーナーソサエティ この商品の他のレビューをみる» 評価: ウィリアム・フット ホワイト 有斐閣 ¥ 3,990 (2000-05) 都市エスノグラフィの古典として、質的研究のテキストでもしばしば参照される有名な書は、3部構成からなる。最初は、著者の研究の発端からフィールドワークの終了までを描いた、いわば裏話に近い「はじめに」の部分。これが90ページほどある。次は、「一部 小物たち --- 街頭の若者たちと大学の若者たち」。最後が、「二部 大物たち --- やくざと政治家」である。つまり当は二部構成なのだが、かなり長い「はじめに」がついていて、この「はじめに」の部分がこのを古典にした要因であるように思えるのである。現在の私の観点からみれば、論(「小物たち」「大物たち」)に書いてある内容は、他愛もない話が大半で、誰と誰が喧嘩をしたとか、ボーリングに組織構造が反映される

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