2008年02月17日08:45 カテゴリ書評/画評/品評Logos 白川静さんに学ぶ - 書評 - 漢字は楽しい / 漢字は怖い 白川静先生が亡くなって1年余り。このような本が出ていたとは。 白川静さんに学ぶ 漢字は怖い 小山鉄郎 白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい 白川静 / 小山鉄郎 漢字の楽しさと怖さを改めて再認識。 「白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい」は、白川静の遺作。出版されたのは死去の直後だが、本書の執筆時は確かに監修されたことが本文から伺える。そして白川静亡き後、それを襲って書かれたのが「白川静さんに学ぶ 漢字は怖い」だ。 本書は、どちらも著者は白川静本人ではなく、その弟子に当たる小山鉄朗。どちらも共同通信社から出ているのは、著者の職場繋がりだと思われる。 そう。繋がり。字の時間的繋がりを究めたのが、白川静その人であった。その白川静を、小山鉄朗は「先生」ではなく「さん」と呼んでい