シネクティクス(Synectics)というのは,「異なった関連なさそうな要素を結びつける」といった意味をもつギリシャ語からきたもので,アメリカのウィリアム・ゴードンの創始になる。ここでは,アナロジー(類比・類推)をベースに発想する仕掛けをつくっているが,この技法は,日本のNM法等,アナロジーによる発想技法に強い影響を与えている。シネクティクスのメカニズムとして,ゴードンは, ①異質馴化(making the strange familiar) ②馴質異化(making the familiar strange) の2つを挙げている。異質馴化とは,自分には全く未知のもの(領域)のことをヒントに自分の問題解決を着想すること。馴質異化とは,既知のものを,新しい視点から見ることで新しい着想をえること」。 シネクティクスでは,リーダー,メンバー以外に,そのテーマの専門家を参加させる。 《シネクティク