計算してみると、 年収400万円の場合:400万円×20%+54万円=134万円(年収の34%) 年収800万円の場合:800万円×10%+120万円=200万円(年収の25%) のように、かなりの額となる。一般的にスーツ代やスキルアップの費用(書籍、研修など)、自宅で仕事をするためのPC購入費用など示すが、年収400万円、手取り20万円の人が134万円=毎月11万円を仕事に使っているとは思えない。筆者は23年のサラリーマン時代はその存在を知らなかったが、独立してみるとうらやましい制度だ。前回の記事の高額所得者に対する増税はこの給与所得控除の上限を245万円にするというもので、年収1500万円以上の人が対象となる。 給与所得控除は必要経費という側面以外に、翌年2月から3月の確定申告後に納税する自営業に対し、毎月納税するサラリーマンは早期納税となるため金利の調整という意味合い、さらに自営業者