三作目の公開に合わせて過去作を鑑賞して、色々と思うところがあったので以下に記したいと思います。なお、三作鑑賞済みという前提で話を進めますので、未見の方はどうぞご注意を(あんまりネタバレがどうこう、っていう映画でもないと思うけど)。 ■SR サイタマノラッパー まず、今まで何故話題になっていたこの映画を避けていたかというと、単純に機を逃していたっていうのもあるけどそれ以上に「おそらく自分にとっての理想的なヒップホップ映画ではないであろう」というのがまずあったから。案の定、映画が始まってそこに展開されていたのは、高校生ぐらいからヒップホップを聴いてきた自分にとっての理想的な「ヒップホップ映画」とは、お世辞にも言えなかった。悪気がないのはよくわかるけど、低予算であることをエクスキューズにするかのように映画の作りは安いし、何より劇中に流れるトラック/ラップ・出演者のファッション・言動・等々、非常に