通常,ネットワークを介してrootログインをしたいなどという要望は,セキュリティ上おすすめできない手段である。しかし,どこでrootログインができないよう設定されているのかを知っておくのは重要だ。ここでは,その設定を紹介し,ログイン時の認証手段について知ってほしい。 最近のLinuxディストリビューションのほとんどでは,PAM(Pluggable Authentication Modules)と呼ばれるユーザー認証モジュールが利用されている。PAMを利用することで認証に関する手続きは,すべてここでまかなっているのだ。 関連Tips PAMの仕組みを知りたい telnetのログインは,inetd → in.telnetd → login → bashの順番に起動される。この中でloginがPAM認証に関わる点だ。ログインに該当する設定ファイルは次の通りである。 # vi /etc/pam.d